病気になれば医者に行きます。揉め事があれば弁護士に相談します。病気も揉め事も人によってそれぞれ違います。それらの事情を聞いてくれて解決してくれるのが、医者であり弁護士なのです。建築士も同じです。土地の形、施主の好み、家族構成、住み方、予算などは人によって千差万別です。それらを聞いて建築主に合った家を設計してくれます。
建売住宅やハウスメーカーなどの規格住宅では、『住む人が家に合わせる』のですが、一から設計するということは『家を住む人に合わせる』ということです。ピッタリ合った服が着心地が良いのと同じで、住むことにストレスがなくなるのです。
建築では新築の建物や大規模なリフォームには確認申請が義務づけられており、申請図面は絶対に必要です。その図面を書く人が設計士なのです。ハウスメーカーや施工会社は、設計料を材料や施工費に含めているだけで、無料ではありません。我家の建築を一緒に考えてくれる人が建築士です。半年以上も相談に乗ってくれて、その都度、図面を書いてくれます。その知恵と経験にお金を払うのは当然じゃないでしょうか。ただし、それが高いと思われれば交渉して下さい。支払える設計料を前もって提示することもできるでしょう。しかし、建築士はコスト管理もしますから建築全体の予算を提示して、その中でやりくりされた方がスムーズにいく場合が多いようです。
どちらにしても『設計料が無料』などと提案してくる会社とのご契約は避けるべきでしょう。『設計料が無料』とは、前述の知恵や知識が無価値=無いと宣言しているようなものです。
設計することは特別のことをするように思われますが、『設計してもらうこと』は『考えてもらうこと』です。知恵を出すのが建築士の仕事です。『安くしろ』といえば安価にあがる図面を書いてくれますし、『豪華にしろ』といえば豪華なデザインをしてくれます。高くつくかどうかは設計士の問題ではなくて、建築主の問題なのです。財布と相談してワガママを言うことが大切です。
遠慮なく連絡して下さい。いきなり電話されるよりメールの方が良いと思います。選ばれた建築士さんの事務所に『どんな家をいつ頃建てたいのか』などをお知らせ下さい。
何度かメールのやりとりをされて、お会いになるとスムーズにいくようです(なんだか出会い系サイトのようになってきました)。
アーキナビで検索するといろいろな設計・デザイン事務所が見つかります。ただし、アーキナビの特徴はプロジェクトをベースにしていることです。まずは、お気に入りのプロジェクトを探しましょう。ホームページでは、様々な絞込みが可能です。お好みの物件が見つかったら、設計・デザイン事務所のホームページを訪れましょう。資格、得意分野などをチェックして下さい。今までの建築を見せていただくことも参考になると思います。一生に一度の買い物ですから妥協のない選択をしてください。
建売住宅やハウスメーカーなどの規格住宅では、『住む人が家に合わせる』のですが、一から設計するということは『家を住む人に合わせる』ということです。ピッタリ合った服が着心地が良いのと同じで、住むことにストレスがなくなるのです。